第22回 宇宙空間に通信インフラを構築し、人類の活動圏を「宙(そら)」まで広げる
さまざまな業界のトップに、経営に関する哲学をお聞きする経営者インタビューシリーズです。 今回は、商業レベルとしては世界初となる、宇宙空間での光通信サービスの実現を目指す、筑波大学発宇宙ベンチャー・株式会社ワープスペースの常間地悟CEOのインタビューをお届けします。ワープスペースは前身の大学衛星プロジェクトを含め、これまで3機の通信衛星の打ち上げを経験し、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機
未来をなかなか描けない部下にどう関わりますか?
いきなり未来を問われても、なかなか言葉が出てくるものではありません。上司に面談で突然「お前は将来何をやりたいんだ?」ときかれても、答えに詰まるだけでしょう。 こういうときには "まず、過去を思い出してもらう" という方法があります。 未来を描くためのヒントは、過去のさまざまな体験の中に存在しています。日常に忙殺されている中で、なかなか自分だけでそのヒントにアクセスするのは難しい。だから、コ
人は、自分が参加した対話を通じてリードされる
先日、当社のイベントで、株式会社商船三井の池田潤一郎会長と対談させていただく機会がありました。 池田会長は、社長に就任された7年前からエグゼクティブ・コーチングを受けていらっしゃいます。昨年、会長になられてからは、自らがコーチとしてグループの子会社に新たに就任された4人の社長のコーチングをされるようになりました。私は現在、その4人の社長へのコーチングをサポートさせていただいています。 親会社の会長
コミュニケーションの何に一番価値を置くのか?
その問いへの答えは、あなたが想像しているものとは違うかもしれない。 コミュニケーションは、「話す」「書く」「聞く」という3つの要素から成り立っている。私たちは幼い頃、親や保護者から話すことを学ぶ。書くことは学校で先生に教わる。では、聞くことは、いつ、どこで学ぶのだろうか?実は、その機会はどこにもない。それゆえに、聞くことを学ぶ必要がある職業を選ぶ人もいる。(例:カウンセリング、コーチング、営業)。
叱る以外に、どんな育成のしかたがあるでしょうか?
あるアメリカの心理学の本には "叱る" の定義は "挽回への励まし" であると書いてありました。 本来 "叱る" というのは、相手がミスをしたり、間違ったときに "言い訳させずに、だめなことはだめだったと認識させ、けじめをつけさせ、次に向かわせる" という行為です。 その意識で叱るのであればよいと思うのですが、多くの場合、上司の感情的な反応でしかないことが多い。 自分が思った通りに動
コラムで読むコーチング事例(40)変化はまず「自分」から
これまでHello, Coaching!で掲載した選りすぐりの記事の中から、マネジメントに役立つ事例をテーマ別にピックアップ。 さまざまな組織でコーチングがどのように機能しているのか、リーダーたちがどのようにコミュニケーションの変革に挑んでいるのか。どのような関わりが人を活かし、組織を動かすのか。 事例を通して、具体的なコーチング活用のエッセンスをお届けします。 自分は変わらず周りに変化を求める
第21回 Employee Firstの人本経営で、尾道から世界へ勝負する
さまざまな業界のトップに、経営に関する哲学をお聞きする経営者インタビューシリーズです。 今回は、業務用クリーニング機器専門メーカーとして、広島県・尾道から世界へ、"洗う文化"の創造を図る、株式会社山本製作所の山本尚平代表のインタビューをお届けします。 山本氏は創業2代目社長として、同社のグローバル展開を推進してきましたが、本インタビューでは、その山本氏が経営をしていく上で大切にしている考え方などに
どのくらいの頻度でエネルギー補充していますか?
車が走るためにはガソリンが必要なように、人が行動するためにはエネルギーが必要です。行動することばかりに躍起になって、エネルギーの補充を怠ると、ガス欠になって思いがけないトラブルが発生することもあります。 もしあなたが誰かをコーチする立場にあるとしたら、車を走らせるときガソリンの残量をこまめにチェックするように、その人のエネルギーに絶えず意識を向けている必要があります。 相手が頻繁にガス欠に
お互いの前提を理解できたら、未来をどう変えられるのか?
春を前に、今年も人事異動の季節が到来しました。新しい役割に心躍る方、新たな人間関係の構築に不安を覚える方。これから様々なドラマを織りなしていかれると思います。 クライアントのAさんは、3年前の4月にシンガポールの大規模拠点に社長として赴任されました。着任し、社員のフレンドリーで家庭的な雰囲気に安堵しつつも、このままでいいのだろうかと正体不明の違和感を覚えました。 「社員が安心して働ける文化を築いて
私たちは同じ言葉で話しているはずなのに
コーチングをしていて、クライアントが奇妙な顔つきで見返してきたり、「もう一度質問してほしい」と言ったりするのを不思議に思ったことはないだろうか。私はメンターとして多くのコーチングの録音を聞いているが、二人が使っている「言葉」が必ずしも同期していないことに気づくことがよくある。 今回の記事では、コーチとしての言葉の使い方と、コーチとクライアントとの間で「コーチングの言葉」がどのようなつまづきの要因に